角島灯台|日本海を見渡す白亜の塔を訪ねる旅!

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山口県屈指の絶景スポットとして知られる角島。その最北端に立つ「角島灯台」は、青い海と空に映える白亜の塔として、訪れる人を魅了し続ける名所です。

明治時代に建てられた歴史ある灯台でありながら、今も現役で海を照らす重要な役割を担っており、全国でも数少ない“登れる灯台”として人気があります。

頂上から見渡す360度の大パノラマは、まさに生涯一度は見たい絶景。角島大橋と並ぶこのエリアのシンボルとして、季節を問わず多くの旅行者が足を運ぶ理由を、本記事ではじっくりと紹介していきます。

角島灯台|日本海に映える石造りの塔

角島灯台

<<出典:海と灯台プロジェクト>>

山口県下関市の西端にある小さな島・角島。その島の北端に、静かに海を見守り続ける白亜の塔「角島灯台」があります。青い空と紺碧の日本海を背景に凛と佇む姿は、まさに“海のシンボル”。角島大橋と並び、この地を代表する絶景スポットとして多くの観光客を魅了しています。

灯台の歴史的価値や魅力、現地での楽しみ方、アクセス方法などを詳しく紹介します。角島観光を計画している人にも、絶景好きの人にもおすすめの内容です。

歴史と建築 ― 明治に造られた“洋式石造灯台”

西洋技術と明治の夜明け

角島灯台が初めて点灯したのは、1876年(明治9年)3月1日。日本海側で初めての本格的な洋式石造灯台として誕生しました。建設を手掛けたのは、幕末〜明治期にかけて日本各地に灯台を設計した英国人技師、リチャード・ヘンリー・ブラントン。日本の航海安全を支えるために導入された、西洋技術の象徴的な灯台です。

灯台の外観を形づくる御影石は、衝撃や風雨に強く、建造から150年以上が経った現在も美しい状態を保っています。角島の荒波にも耐え、時代を越えて海を照らし続けている姿は、まさに歴史の証人といえます。

現役かつ歴史遺産としての価値

角島灯台は観光名所でありながら、今も現役で航路の安全を支える大切な役割を持っています。内部に設置されているフレネルレンズは直径約1.8メートル、重さ約9トンにもなる大型のもの。明治時代から現在まで使われ続けており、世界的にも貴重な光学機器として知られています。

灯台本体や周辺の旧官舎なども歴史的価値が高く、文化財として保存されている点も見逃せません。角島灯台は、ただ見た目が美しいだけでなく、日本の海運史・建築史において非常に重要な存在なのです。

角島灯台の魅力 | 登れる灯台、360度の絶景

全国でも数少ない「登れる灯台」

角島灯台は、全国にある約3,000基の灯台の中でも、一般公開されており「実際に登ることができる」数少ない灯台です。内部はらせん階段と梯子を合わせて105段。石造り独特のひんやりした空気を感じながら上を目指すと、徐々に海風と光が強まっていきます。

頂上に到着すれば、視界いっぱいに広がるのは日本海の大パノラマ。北側には紺碧の海と水平線が延び、南側には角島の集落や緑の丘、灯台公園の景色が広がります。「登ってよかった」と誰もが感じる、圧巻の景観です。

ライトアップが演出する幻想的な夜

角島灯台ライトアップ<<出典:海と灯台プロジェクト>>

角島灯台は期間限定でライトアップされることがあり、暗闇に浮かび上がる白い塔はとても幻想的です。日中の爽やかな景色とは一転、夜は静寂に包まれ、波音と光だけの世界へと変わります。

写真好きにはたまらないスポットで、三脚を構えたカメラマンが集うことも多い時間帯。夕暮れから夜にかけてのマジックアワーは特に美しいので、時間に余裕があればぜひ立ち寄ってみてください。

冬の水仙と灯台のコラボレーション

角島灯台周辺では、毎年1月下旬から2月中旬にかけて水仙が咲き誇ります。黄色や白の可憐な花が海風に揺れ、白い灯台と青い海とのコントラストが絵画のような景観に。冬の角島はオフシーズンと思われがちですが、この時期ならではの美しさが楽しめる穴場の季節です。

現地での楽しみ方とおすすめプラン

灯台公園と記念館で歴史に触れる

灯台の足元には「角島灯台公園」が整備されており、広場や海が見えるポイントが点在しています。散策するだけでも心地よく、芝生に腰を下ろして海風に吹かれる時間は格別です。

かつて灯台守が暮らしていた旧官舎は記念館として公開され、灯台の歴史や建築技術、当時の生活が分かる展示を見ることができます。登塔前に訪れると、灯台への理解が深まり、見学がさらに楽しくなります。

季節別のおすすめ

  • :気候が穏やかで散策に最適。新緑と海の青が美しい。

  • :海の色が最も美しく、写真映え抜群。ただし日差しが強いので早朝・夕方が◎。

  • :空気が澄み、夕焼けがきれい。灯台の影が長く伸びる秋の光景は独特。

  • :水仙の時期は特におすすめ。観光客が比較的少なく、静かに灯台を楽しめる。

角島灯台アクセスと基本情報

住所

山口県下関市豊北町角島2343-2

開館時間

  • 展望ギャラリー:10:00〜16:00

  • 灯台参観:

    • 3〜9月:9:00〜17:00

    • 10〜2月:9:00〜16:30

※天候により登れないことがあります。

料金

  • 展望ギャラリー:無料

  • 灯台参観:中学生以上 300円(小人無料)

公共交通

  • JR滝部駅から角島行きバス約40分、「灯台公園前」下車徒歩5分

  • JR特牛駅からバス約25分、「灯台公園前」下車徒歩5分

車でのアクセス

  • 中国自動車道「下関IC」または「小月IC」から約70〜80分

駐車場

灯台周辺に有料駐車場あり。大型バスは無料対応の区画もあり。

バリアフリー

公園内には身障者用トイレあり。
ただし灯台内部は螺旋階段と梯子のみで、バリアフリー非対応。

角島灯台が“行く価値あり”と言われる理由

1. 絵画のような絶景が広がる

白い灯台、青い海、広い空。角島特有の色彩が織り成す風景は、訪れるだけで心が洗われるような美しさがあります。頂上からの景色は、まさに“生涯一度は見たい絶景”。

2. 歴史を肌で感じられる

明治の時代から変わらず日本海を照らし続ける灯台。実際に登り、石造りの内部を歩くことで、当時の技術力や灯台守たちの生活に想いを馳せることができます。

3. 時間や季節によって表情が変わる

水仙、夕日、ライトアップ、青空、荒波…。訪れる時期や時間が変わると、角島灯台は全く違った魅力を見せます。何度行っても飽きない場所です。

おわりに |旅の記憶に残り続ける灯台

角島灯台は、ただの“絶景スポット”ではありません。
歴史、風景、季節の移ろい、人々の営み…。
そのすべてがこの塔に詰まっています。

角島大橋とともに訪れるもよし、灯台だけをじっくり楽しむもよし。
初めて山口県を訪れる人にも、何度も足を運んでいる人にも、改めて魅力を感じてもらえる場所です。

次の旅行では、ぜひ角島灯台の白い塔が見下ろす海の景色を味わいに行ってみてください。

きっと心に残る旅になるはずです。

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